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15,無款(英泉)/木曽街道六十九次・板鼻

15,無款(英泉)/木曽街道六十九次・板鼻

『木曽街道六十九次』は渓斎英泉と歌川広重のコラボレーションによって描かれた浮世絵木版画の連作です。旅の起点である東京日本橋から京都三条大橋を結ぶ中山道ルートの宿場と四季折々の風景描写70枚をお楽しみ頂けます。

 

高崎から一里三十町の板鼻は、慶長末頃 (一六ーO頃) には家並みも完成していたと言われています。

西側に碓氷川の渡しがあり、幕末には総戸数三百余。本陣・脇本陣各一、問屋が二、宿屋大小あわせて六十一、茶屋が十五、雑商七十余、農家百五十ほどでありました。

そして宿場女郎が百四、五十人もいたと伝えられています。

この本陣には将軍家茂のもとに降嫁された皇女和宮が、文久元年(一八六一)十一 月十日、ここに泊まられた書院が残っていて、和宮様がお履きになった上草履が大切に保存されています。

英泉描く「板鼻」は、板鼻宿の入口あたりを描い たものでしょうか。

雪深い街道を行き交う旅人が笠を斜めにさし合羽や蓑をつけ静かに黙々と歩いています。

 

木曽街道六十九次

監修/樽崎宗重

サイズ 33.1×24.5

マットサイズ

額装サイズ

用紙/越前生漉奉書

顔料/純日本製

摺法/純手摺木版画

製作/梶川工房

発行/山田書店

    ¥4,400価格
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    15,板鼻
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