東海道五十三次 43、桑名 七里渡口
『東海道五十三次』は、旅の起点である東京日本橋から京都三条大橋迄のいわば宿場町と道中の風景を描いた歌川広重の代表作です。
伊勢湾を行く船の旅です。
宮から桑名までの海路は、「七里の渡し」と呼ばれました。
ぎっしりと乗せた二艘の渡し船です。
今まさに船着き場が近づき帆を降ろしたところです。船の背後に桑名城が見えることから、桑名側の船着場、右には桑名城という重厚なモティーフ。
左には、のびやかな海景を描きました。
三方を海に囲まれて扇形につくられている為、扇状とも呼ばれた桑名城が見えると、まもなく渡し口のある揖斐川河口が近くなります。そこで渡し舟は帆を下ろし、櫓を漕いで渡し口まで運びました。
人物は限りなく小さく描き、手前の船で船頭が鉢巻を締め直すさまは海の旅らしい雰囲気です。
東海道五十三次/木版画
サイズ 18.3×25.8
マットサイズ
額装サイズ
東京国立博物館監修
版元 美術社
技法 古法純手摺
¥4,400価格
料金オプション
サブスクリプション
¥4,400キャンセルまで、毎月