48、広重/木曽街道六十九次・大久手
『木曽街道六十九次』は渓斎英泉と歌川広重のコラボレーションによって描かれた浮世絵木版画の連作です。旅の起点である東京日本橋から京都三条大橋を結ぶ中山道ルートの宿場と四季折々の風景描写70枚をお楽しみ頂けます。
大久手は、大激と書きます。「激」というのは、くぼ地、湿地という意味で、ここでは山の上の湿地と表しているそうです。
広重描くこの図は、前の雪の大井とその画趣を一変させた明るい草原の風景をとらえ、美濃平野に多くみられるなだらかな曲線をみせる山や丘のたたずまいを描いています。背丈より高い柴を背負った農民の夫婦が通りかかった道の左手の崖に今にも落ちそうに露出した岩は、大久手と細久手間にあったえぼし岩でしょうか。
木曽街道六十九次
監修/樽崎宗重
サイズ 33.1×24.5
マットサイズ
額装サイズ
用紙/越前生漉奉書
顔料/純日本製
摺法/純手摺木版画
製作/梶川工房
発行/山田書店
¥4,400価格
料金オプション
48,大久手
サブスクリプション
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